小児科/子育てQ&A
赤ちゃんのうんちが出ない
小児科外来には
「2〜3日便が出ない」
「赤ちゃんが力んでいるのに便が出ない」
「ちょっと綿棒で刺激してみたんですけど出ないんです・・・」
「赤ちゃんが力んでいるのに便が出ない」
「ちょっと綿棒で刺激してみたんですけど出ないんです・・・」
と言って、来院されるお母さんがよくみえます。
でも、便が数日出ていなくても、赤ちゃんの機嫌が良くて、おなかもはっていなければ、そのまま様子をみていただいて、大丈夫なのです。
おなかがはっていたり、赤ちゃんは力んでいるのに出ない、という時に綿棒を使った肛門刺激をしてあげてください。
でも、便が数日出ていなくても、赤ちゃんの機嫌が良くて、おなかもはっていなければ、そのまま様子をみていただいて、大丈夫なのです。
おなかがはっていたり、赤ちゃんは力んでいるのに出ない、という時に綿棒を使った肛門刺激をしてあげてください。
準備するもの
- 家庭用綿棒 1本
- ベビーオイル又は食用油
- ティッシュ
- オムツ
- おしり拭き
方法は?
- 1ティッシュの上に綿棒をのせて、綿の部分にベビーオイル又は食用油を1滴落としそれを綿棒の先端付近にのばします。(肛門挿入時のすべりがよくなります)
- 2片方の手で赤ちゃんの足首を持ち、綿棒の先2cm位をゆっくり挿入します。(綿の長さ×2くらいが挿入の目安です)
はじめは肛門の入り口がかたく、挿入しづらく感じることもありますが、ゆっくり、やさしく挿入していくと、徐々に奥に入っていきます。 - 32cm位挿入したところで、ゆっくり大きな円を書くように、綿棒を動かします。
「怖くって・・・」と言われるお母さんもいますが、しっかり挿入して、円を書いてください。
挿入後すぐに便が出ることもありますが、少し時間がたってから出てくることもあります。
すぐに「ダメだな」と思わずに、ゆったりした気分で円を書いたり、休んだりを繰り返してみてください。
5分くらい行なっても出ない時は、ひとまず中止とします。その後、しばらくして出ることもあります。
「便が毎日出なくてはいけない」という気持ちではなく、数日でなくて苦しそうな時に行なってあげてください。
「綿棒刺激ばかりしていると、癖になるのでは・・・」と心配されるお母さんもみえますが、決して癖になるものではありません。月齢がたち、体の中の機能がより発達してくれば、自然と自力で出るようになるものです。
このように「刺激をしても思うように出ない」「心配なことがある」などの時にはいつでもお気軽に小児科外来までご相談ください。