小児科/子育てQ&A
熱が出たとき
子供は大人より体温が高めで変動しやすく、朝より午後のほうが、冬より夏のほうが、また哺乳や食事、入浴、運動の後のほうが高めになります。
一般的に37.5℃以上が持続する場合を、明らかな発熱といいます。
一般的に37.5℃以上が持続する場合を、明らかな発熱といいます。
発熱はどうしておきるのでしょう
最も多い原因はウイルスや細菌の感染によるものです。体の防御反応が働いて、体温の設定が高温に切り替わる為に発熱します。これにより白血球の働きが強くなり、ウイルスや細菌の増殖を抑えられます。
その他にも悪性腫瘍、免疫疾患、ホルモン異常などでも発熱します。
<例外>
熱中症の発熱は全く異なります。子供が暑い車内に放置されると体温調節機能が簡単に壊され、脳細胞が障害をうけ、体の機能が麻痺してしまいます。子供を暑い車内に残しその場を離れることは、しないようにしましょう。
どんな時に病院に行かなければならないのでしょう
- 生後3ヶ月未満で38.5℃以上の熱がある。
- 元気がなく、ぐったりしている。
- 水分が摂れず、おしっこがでない。
- 呼吸が苦しそう。
- 生まれて初めて、または5分以上続くけいれんがある。
などの症状があれば早めに病院にいきましょう。
家でのケアはどうしたらよいのでしょう
- 室温はどうですか?衣類を着せすぎてないですか?
熱があっても機嫌がよく食欲があるようなら、家の中で静かに過ごして様子をみましょう。 - 熱の上がり際は寒気がします
衣類や毛布で保湿してあげましょう。 - 熱が上がりきると暑がります
薄着にして熱を放散させてあげましょう。
氷枕や市販のシートで頭を冷やします。(嫌がるときは無理にしなくてもよいです)39.0℃以上の時は、わきの下、太ももの付け根、首筋を冷やすと効果的です。 - 解熱剤の使用
38.5℃以上で機嫌が悪い、苦しがって眠れない、水分が摂れないなどの時に使用しましょう。
元気や食欲のあるときは必要ありません。
解熱剤は一時的に熱を下げるだけで病気そのものを治すものではありません。 - 食事・水分
脱水予防のために、まず水分を少しずつ与えましょう。
麦茶・果汁・湯冷まし・幼児用イオン飲料などが良いでしょう。(おしっこはでていますか?目が落ち込んでぼんやりしていませんか?脱水の目安になります)
食欲のない時は、無理強いせず、口当たりが良く、消化の良いものを与えましょう。